#3 入籍前夜、ある「妻になる人」の記録
*本内容はは2026.3.4に筆者のNoteにて掲載した文章です。
明日、入籍する。
結婚するとは、その人を不幸にしない誓いを立てること。
そう気が付いたのは、ほんの数週間前。入籍前に今一度、事の重さを理解できて良かったと、心の底から思っている。
自分が元気な時に相手を幸せにするのは、結構たやすい。それはきっとほとんど誰にでもできることだ。
しかし、どんな時、どんな時でも相手を傷つけ、軽んじ、不幸にしてはいけない。愛して一緒になる人に、自分の都合で不幸を与えてはいけない。幸せや安心や信頼を取り上げてはいけない。
「不幸にしない」とは実はすごく難しくて繊細な作業の積み重ねによるものだと思う。人は思っているよりも簡単に不幸になれてしまう。
それは一瞬のうちに口にした、言ってはいけない言葉のせいかもしれない。あるいは一回一回は我慢できても十年浴びせられることで耐え切れなくなる嫌味な行動かもしれない。許し難いそれらに対して、謝罪を聞けなくなった時かもしれない。
人を不幸にしないとは難しい。そんな難しいことを約束するのは恐ろしい。
「約束を守れなかったらどうしよう、裏切ったらどうしよう」
そんなことを考え出せば、いくらでも最悪のケースが脳裏に浮かぶ。どれほど絶望し、絶望されるのだろうか。
それでも私は約束したい。この無理難題を、あなたとあなたを大切に思う周りの人々に約束したい。
これを公の場に書き残すのは私自身への戒めであります。
これからも地に足を付けて生活していく所存です。浮足立っていれば、ぜひ地に足をめり込ませてやってください。
あなたたちを絶望させないよう私は頑張っていくのです。
持つべき覚悟を教えてくれた夫に敬意を込めて。
今日まで生かし、見守ってくれた方々に感謝を込めて。
それでは今後も何卒よろしく。長い長い旅の始まり。
よーーい、どん!!!!ずこぉぉぉぉぉ